海外の動向

世界と日本の普及状況

アブストラクト

2025年現在、パデルは90カ国以上で5万を超えるコートが稼働し、世界の競技人口は約2500万人に達しています。日本でも2010年代以降急速に普及し、協会認定コート数が全国で500箇所を超え、都市部から地方まで幅広くプレイ環境が整備されています。


1. グローバル展開

パデルの世界的広がり

1970年代にスペインで誕生したパデルは、現在では世界90カ国以上に広がり、競技人口は約2,500万人に達しています。

国名コート数競技人口(推定)
スペイン13,0005,000,000
アルゼンチン8,5003,000,000
イタリア4,2002,000,000
スウェーデン3,7001,500,000
フランス3,0001,200,000
メキシコ2,5001,000,000
ポルトガル2,300800,000
チリ1,800600,000
ベルギー1,500500,000
アラブ首長国連邦1,200300,000

💡 注目ポイント:スペインではテニスを上回る人気を誇り、日常生活に根付いたスポーツとなっています。

🌍 世界の普及状況イラスト(後ほど画像で表示)


2. 日本での成長

都市圏から全国へ、広がるパデルコート

日本でも2010年代半ば以降、都市部を中心にパデルコートの整備が進み、2025年には全国で500コート以上が稼働しています。

都市別ランキングを見ると、関東・関西・東海の三大都市圏を中心に急速な整備が進んでいることがわかります。

📊 都市別コート数ランキング(2025年時点)

都市名コート数
東京60
大阪45
名古屋30
福岡25
札幌18
横浜16
神戸14
仙台12
広島10
金沢8

📈 年別プレイヤー登録数の推移

登録者数
2010300
20151,200
20206,000
202314,000
202522,500(推定)

📸 写真例(掲載予定)

  • 東京:夜間照明が特徴の屋外コートで、仕事帰りのプレイヤーに人気
  • 大阪:複合施設併設型で、商業エリアの集客要素としても機能
  • 福岡:家族で利用できる広々としたコート、キッズ向け教室も展開中

3. 拡大要因分析

🔍 背景①:社会的変化

  • ラケットスポーツ全体の復権
    テニスやバドミントンに次ぐ第三の選択肢として、手軽に始められるパデルが注目されています。
  • アウトドア志向の高まり
    コロナ禍以降、「密を避けて楽しめる」スポーツとして屋外パデルが評価されました。

🏟 背景②:施設側の柔軟性

  • 設置のしやすさ
    コートはテニスの約1/3の面積で済み、屋上や商業施設にも設置可能です。
  • 全天候型対応
    屋内でも屋外でも対応できるため、天候による中止リスクが少ないのも特長です。

図解(予定):

  • 「テニス vs パデル:スペース比較」
  • 「健康志向×短時間×低コスト → パデルの強み図」

4. 関連リンク

TBU